ブラックマンデーの真実
ブラックマンデーに真実があるとするならば、大暴落のすさまじさは確かに歴史的であったものの、しかし、経済の実態にそれほどの影響は及ぼさなかったという点があげられる。暴落後、金融当局が適切な対応をおこなったことで、ブラックマンデーの直接的な影響は世界経済には出なかったのだ。
ブラックマンデーから20年以上が経過しているが、この大暴落は、今でも経済市場に残る大事件として記憶されている。関連書籍はいまだに新刊が発行されているし、大学の経済学部では当たり前のようにテキストに「ブラックマンデー」の言葉は掲載されている。それだけ大きな事件だったということなのだ。
ブラックマンデーが再現されたとしても、今度は世界にそれに耐えることはできないかもしれない。金融緩和が進みすぎてしまい、公定歩合にしても金利にしても、もはやこれ以上下げようがないのだ。もしブラックマンデーが再現されたら、公的資金をどんどん注入する以外に打開策はないかもしれない。
ブラックマンデーの原因には、当時ようやく実用化されつつあったコンピューターによる取引の影響もあるといわれている。当時のプログラムは、ある程度株化の低下が進むと、損失が大きくならないように、売りばかり自動的におこなったらしい。ブラックマンデーの原因はこのプログラムの影響もあるはずだ。